大人用おむつ売り場の品数は圧倒的で、初めての人はまず種類の多さで迷います。でも選び方の軸は、実はたった2つです。
結論:「自分で立てる・歩ける」ならパンツ型、「寝て過ごす時間が長い」ならテープ式。サイズはウエストではなく“ヒップ”で測る。日中はパッド併用で回し、本体の交換は1日1〜2枚に抑えるのがコスト・介助負担の両面で正解。
パンツ型かテープ式か:立てるかどうかで決まる
| パンツ型 | テープ式 | |
|---|---|---|
| 向く人 | 立てる・歩ける・座れる | 寝たきり・立位が不安定 |
| はかせ方 | 下着と同じ(本人もはける) | 寝たまま交換できる |
| 交換の負担 | 立位が必要 | 介助者1人で可能 |
| 価格帯 | 1枚あたりやや高め | 1枚あたり安め |
迷ったら**今の生活で「トイレまで歩けるか」**を基準に。歩けるうちはパンツ型で本人の自立を保ち、状態が変わったらテープ式に移行するのが一般的な流れです。
サイズの測り方:ウエストではなくヒップ
大人用おむつのサイズ選びで最も多い失敗が「服のサイズ感」で買うことです。メーカーのサイズ表はヒップ(腰まわりの一番太い部分)基準。メジャーで測って、パッケージのサイズ表と照合してください。大きすぎると隙間から漏れ、小さすぎると肌トラブルの元になります。
定番はこの2つから
同じ型番でもサイズ展開が複数あります。リンク先でサイズ表を必ず確認してください。
1日何枚?枚数とコストの計算
基本の考え方は「本体は1日1〜2枚、交換の主役はパッド」です。
| 使い方 | 本体の消費 | 月のコスト感 |
|---|---|---|
| 本体だけで毎回交換 | 1日4〜6枚 | 15,000〜25,000円 |
| パッド併用(推奨) | 本体1〜2枚+パッド4回 | 8,000〜13,000円 |
本体を毎回替えると月2万円コースですが、尿とりパッドの併用に切り替えるだけで半額近くまで下がります。汚れたらパッドだけ交換、本体は朝・寝る前などの定時交換にする方式です。
交換をラクにする脇役
よくある質問
Q. 夜だけ漏れるときは? A. 本体のサイズアップより先に、夜用の高吸収パッドを試すのが定石です。「夜用」「長時間」表記のパッドは吸収回数が多く、本体はそのままで夜の漏れだけ解決できることが多いです。
Q. 本人がおむつを嫌がる A. 「おむつ」と呼ばずうす型パンツを「紙の下着」として渡す、最初は外出時だけ使う、など段階を踏む家庭が多いです。無理強いせず、排泄の失敗が続くようなら地域包括支援センターやケアマネジャーに相談を。
※当サイトが扱うのは用品の選び方です。体の状態・ケア方法に関わる判断は、主治医・看護師・ケアマネジャーに必ずご相談ください。
おむつ選びの正解は「立てるか」「ヒップ何cmか」の2つで9割決まります。最初の1パックはこの2点だけ確認して、箱買いは銘柄が固定してから——です。



